愛犬とLINEで会話できるwaneco talk|NECのAIサービス

犬との会話

飼い主がペットに「何してる?」とLINEに問いかけると、「起きた~」「ひとやすみ~」などのメッセージが届き、会話が成り立つとしたら嬉しいですよね。

AI(人工知能)がペットの行動を解析してメッセージを届けるサービス。

これがNECが2021年9月28日に先行予約販売開始を発表した「waneco talk」です。

waneco talkの特徴

waneco talk

ペットに関するさまざまなデータを連携させるプラットフォームサービス「waneco」。

その第1弾がペットの行動を解析してメッセージを届けるwaneco talk(ワネコトーク)です。

waneco talkはクラウドファンディングのサイトで2021年12月27日まで2000セット限定で販売されます。

センサーを首輪に装着

加速度センサーと気圧センサーを備えた装置をペットの首輪に装着。

加速度センサーは動きと休息を、気圧センサーはジャンプの回数を測定し、データはクラウドに送信されてNECのAI技術群「NEC the WISE」でペットの行動を分析します。

LINEにペットの行動メッセージが届く

飼い主が「何してる?」とLINE公式アカウントに問いかけると、行動に基づいたメッセージが届きます。

メッセージは「活動中!」「起きた~」「てくてくてく」「ハッ…」「のんびり~」「ひとやすみ~」など、数十パターンが用意されます。

ペットの健康管理サービスを目指す

蓄積したデータを基に、将来的にはペットの健康管理などのサービスにつなげることを目指しているとのこと。

愛犬の活動量が急に減少したといった変化を見つけられれば早期に対策を取れますね。

将来は気持ちも分析できる可能性あり

現在はペットの行動を中心に分析したメッセージの送信ですが、ペットの気持ちも分析できるようにしていくことも考えているようですので、将来「喉が渇いた」「おなかがすいた」といったメッセージが届くようになるかもしれないです。

waneco talkの値段は19,800円から

waneco talkの値段は、センサーや通信機器などのフルセットで19,800円からで、セットは順次発送されて届きしだいサービスは利用できるとのことです。

プラットフォームサービスwaneco

NECはwaneco talkに続き、人とペットが幸せに暮らせるサービスを順次展開していくとのこと。

その基盤となるのが、プラットフォームサービスのwanecoで、特定のペットのデータを1つのID「waneco ID」で管理して、企業や団体が持つデータと連携して共有・活用を容易にするようです。

wanecoとの連携想定先

wanecoとの連携先の想定として動物病院や保険会社、ペットサロンなどがあり、NECは飼い主やペットサロン、動物病院などに分散されているデータを集約して、ペットに最適な健康関連などのサービスを提供することを目指しています、

ペットサロンとの連携例

トリミングなどを実施するペットサロンでは、ペットの皮膚や被毛の状態などを把握しているため、健康状態の気づきや、waneco talkのセンサーで把握したデータなどを合わせて解析すれば、ペットの状態をより詳しく分析できます。

NECはペットサロン向けの無償アプリを提供し、ペットの健康チェックに欠かせない耳や歯、目、皮膚、被毛の状態などをアプリに登録できるようにしてカルテ情報をデジタル化してデータ連携を容易にするとのことです。

動物病院との連携例

動物病院とデータを共有することで、早期の手当てや治療、適切なアドバイスが受けられるようになります。

PHR(パーソナルヘルスレコード)

人向けには個人の健康・医療データを集約したPHR(パーソナルヘルスレコード)を活用する機運が高まっていますが、人よりも先にペットがデータ活用によって健康的な生活を送れるようになるかもしれないですね。

NECはデジタル技術を活用して、飼い主と事業者が連携しながら人とペットが幸せに暮らせるサービス基盤の構築を目指しているとのことです。

まとめ

愛犬の行動がLINEチャットで見ることができるなんて、何とも興味深いサービスです。

将来的には気持ちも分かるようなるかもしれないので、そうなると飼い主としては本当に嬉しいですね。

お腹が空いたときとか、喉が渇いたときに、よく僕の愛犬は目で訴えてくることがあるのですが、毎回正解するわけではないので、手間が減りますし、はっきり分かると助かります。

特に体調不良のときなどに会話で意思疎通が成り立つとすると、安心感が増しますね。